Windows Subsystem for Linux(WSL)のターミナルを色々試す
12/16 am.2時追記
うっかりCreators Update(RS2)の自環境でテストしていました。Fall Creatorにしたのち再テスト後の情報に更新しました。 ご迷惑おかけして申し訳ありません。
Windows Subsystem for Linux(WSL)をいい感じにしたい
こんばんは。ネコアレルギーの人です。
Windows10 RS1以降、Windows Subsystem for Linux(WSL) (旧称Bash on Windows)が登場したことによっていちいちWindows上でVirtualboxとかで仮想環境を起動しなくても、Linuxのコマンドラインが触れるので非常に便利になり、割とたのしく作業はできるようになりました。
が、しかし。標準のままではこんな感じです。
はっきりいってちょっと許し難い。ってかまんまcmdだし。
ただし、幸いにもWSL上でX Window Systemは動きますのでXmingとかVcXsrvとかを入れればWindows側で表示することは可能です。
ところがどっこい普段自分が使っていたTerminologyがどうにも動かなかったので、どのターミナルなら動くのだろうと気になり、色々入れて起動させてみました。
Bash on Windows自体がまだ発展途上ではあり、Linuxのsyscallすべてがサポートされているわけではないようですので、後々の更新で使えるようになるかもしれません。
いろんなターミナルを使ってみる
A. gnome-terminal
sudo apt install gnome-terminal
まずはgnome-terminalです。Ubuntuの標準端末でも見かけますし割とベーシックなターミナルといったところでしょうか。
動作については割と悪くはなさそうです。文字入力時の処理のもたつきなどは特に見受けられないため、普通に問題なく使えそうな感じです。
B. Konsole
sudo apt install konsole
KDE環境でよく使われているKonsoleです。
RS2ではこちらはウィンドウ自体は表示されるのですが、エラーを吐いてしまい入力不能のまま止まってしまいましたが、 RS3への更新で動作するようになりました。
C. Terminology
私が普段Linux環境で使ってるちょっとオシャレなターミナルです。
こちらはウィンドウ自体は出るのですがその後何の入力も受け付けてくれません。RS3への更新でも動きませんでした。 解決策が見つかったら再度ブログに載せたいと思います。
D. Xterm
Xtermくん。まあ動きます。多分使わないけど…
E. xfce4-terminal
こちらは意外と問題なく動きました。フォントのせいで文字の方が正常に表示されていませんが、たぶんそれを直せば大丈夫だと思います。
F. LXTerminal
これについてもxfce4-terminalと同じような感じです。
まとめ
実験したPCでは最新版のFall Creator Updateを済ませて最新版にした場合、大体のターミナルは動いてくれるようです。割と大きな収穫でした。
WSLの今後の成長に期待といった感じでしょうか。初心者向けのプログラミング学習本でWSL使うのが標準になる未来もそう遠くないかもしれませんね。
それではでは。